水に浸かってるとふやけね？

絶滅したと思われていたクニマスが山梨県の西湖で再発見された件で、天皇陛下がさかなクンの名前を挙げて功績をたたえましたね。

天皇陛下自身も魚類学者でハゼの分類学的研究者なのでクニマスの発見をすごく喜んでいたからだそうですが、それを聞いたさかなクンもかなりびびったみたいです。

テレビのニュースでさかなクンの記者会見をやっていて、「ぎょぎょっ」となったと言ってました。
あと「天皇陛下が自分の名前を・・・・申した・・のを」みたいなこと言ってたのを見て
「申した」じゃないだろっと思いましたが、まあ敬語は難しいです。
特に天皇相手だと普段使わないような敬語をマスコミも使いますから、無理して難しく言おうとしてテンパっちゃったのかな。

でもうれしかったのはすごく伝わりました。




このクニマス発見はもともと京都大学の中坊教授が、さかなクンにクニマスのイラストを書いてほしいと頼んだことから始まったそう。
標本のクニマスじゃ白っぽくなっていて細かい所までちゃんと書けない。
そこで中坊教授が「ヒメマスを取り寄せて参考にしたら？」と言い、さかなクンも「そうします」とアチコチからヒメマスを取り寄せたら富士五湖からのヒメマスに「なんか黒い、明らかに違う魚が混じってる」となりました。
それを中坊教授に見せに行って「どうもクニマスらしいぞ。さっそく富士五湖の西湖に調べに行こう」となったようです。

たまたま違う魚が混じっていただけと思ってしまえばそれまで。
ヒメマスとは違う他の魚が混じっていたのに気付き、それをクニマスでは？と疑問をもったのはたいしたもんです。
魚にこだわりをもっているからこそでしょうね。

地元の人たちも昔から釣れていてクロマスと呼んでいて、まさかクニマスだとは思ってなかったそうですから。