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水に浸かってるとふやけね?

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西湖で再発見されたクニマスですが、当然の如く秋田県の田沢湖に再移入する話が出てます。 ただ非常に難しい話みたいです。 問題は田沢湖の水質。 もともと国が70年前に、軍需増産の為に発電所の建設をして水量を増やす為に強酸性の玉川温泉の流れる玉川の水を田沢湖に引き入れて酸性化、クニマスだけじゃなく田沢湖の生物は死滅してしまいました。 この水を中性にしない事にはクニマスを再導入しても生きていけません。

クニマス里帰りに高い壁 田沢湖の水質改善難しく 仙北市 河北新報
三浦さんは「自分が生きているうちに、田沢湖に帰ってきてほしい」と願うが、ハードルは高い。一番は水質だ。農業用水の確保などを目的に国が40年、上流にある玉川温泉の酸性水を引き込んだ結果、クニマスは死滅した。
中和処理施設は91年に本格稼働したが、県の調査で昨年の水素イオン濃度指数(pH)は5.1。中性を示す7.0には程遠く、現状ではウグイなど酸性に強い魚しか生息できない。
仙北市には「酸性水を入れず、昔の田沢湖に戻してほしい」との声が寄せられている。ただ、西湖のクニマス発見に貢献した京都大の中坊徹次教授(魚類学)の試算によると、田沢湖の水を全て入れ替えるには120年かかるとみられる。
秋田県の佐竹敬久知事も「田沢湖にクニマスを帰すのは非常にロマンチックだが、化学的、物理的に簡単ではない」と語る。
こうした中、仙北市は「クニマス里帰りプロジェクト事業」に乗り出した。11日から3日間、西湖で捕獲されたクニマスの標本を市内で展示する。3月には生息確認に協力した東京海洋大客員准教授の「さかなクン」を招いた講演会を開くなど、県と連携しクニマスの認知度向上を目指す。
三浦さんも「里帰りに向けて環境整備を進めることが大事」と今後に期待を寄せている。
全部の水を入れ替えるのは120年かかるでしょうが、玉川の水を入れずに中和作業を湖でやれば、もっとはやく中性に戻せるんじゃないですかね。
何も自然に入れ替わるのを120年待つ必要もないでしょう。

もちろんそうそう簡単に中和できないでしょうが、今のままでやっててもラチがあかないんですから、やってみればいいのに。
と言うか引き入れる前の玉川はどこに流してたんでしょう?
その当時の元に戻せばいいのに。
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