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水に浸かってるとふやけね?

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生きている化石として有名なカブトガニの生態で、日照だけではなく潮の干満とも連動して影響を受けていることが分かったそうです。
福山大(福山市)生命工学部海洋生物科学科の渡辺伸一講師(34)のグループが動物の行動を秒単位で記録できる「バイオロギング」と呼ぶ方法で解明しました。
これは東京大大気海洋研究所開発した超小型装着型記録計(マイクロデータロガー)を使ったもので、重さが9gと非常に軽く動物の負担にならずに装着して、行動を記録できます。



その行動調査は捕獲したカブトガニを潮の干満のある屋外の施設と屋内の水槽に放し、行動を観察するものです。
潮の干満の差がある屋外の施設では昼間はほとんど動かずに夜間潮が満ち始めると活動したそうで、特に満潮の時には活発に活動したそうです。
ところが屋内の施設では潮の干満の差が無い為、昼夜の別なく餌を探していたそうです。

海の生物は潮の満ち引きに何らかの影響を受けていると思いますが、どこの部分でそれを感じているんでしょうか?
動物も、また人間の生理機能も、実は月の周期の影響を受けていると言われてますが、生物って本当に不思議なものです。


カブトガニ、夜満潮時が活発 中国新聞

データを分析した結果、カブトガニの行動は、休息▽背を下に向ける反転▽餌探し・探索▽砂掘り ―の4タイプに分類できることが分かった。1日のうち9割の時間は休息し、断続的な活動の大半はゴカイなどの餌探しだった。

干満の影響がある屋外施設では昼間はほとんど動かず、夜間に潮が満ち始めると活動した。満潮になると特に活発だった。水深が一定の屋内では、昼夜の別なく餌を探していた。

カブトガニの活動周期に関する研究は初めて。今後は、越冬場所など生態解明を進める。環境省がレッドデータブックで絶滅危惧種I種に指定するカブトガニの保護に役立てる。

福山大は08年、海洋動物行動学研究室を新設した。渡辺講師は「瀬戸内海を代表する海洋動物であるカブトガニの謎を明らかにしたい」と話している。

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